◎ 東京都基準・2025年・出典つき

マンション・アパート修繕費用の相場ガイド

「この修繕見積り、高すぎない?」に答えるため、大規模修繕と原状回復の費用相場を項目別にまとめました。

最終更新:2026年7月

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1. 大規模修繕の費用相場

マンションの大規模修繕は、おおむね12〜15年周期(最多は13年)で行われます。国土交通省の実態調査では、戸あたり工事費は100〜125万円/戸の価格帯が最も多く、東京都では狭小敷地・人件費の影響で概ね90〜150万円/戸(中央120万円前後)が目安です。

出典:国土交通省「令和3年度 マンション大規模修繕工事に関する実態調査」(200社818件を集計)。

項目別の㎡単価(東京都・目安)

工事項目単位下限中央上限
仮設足場円/㎡8001,1001,600
外壁塗装(複層仕上)円/㎡2,5004,0006,000
タイル浮き補修(注入)円/㎡10,00015,00020,000
シーリング打替円/m8001,0001,200
屋上防水(ウレタン/シート)円/㎡4,5007,00010,500
バルコニー・廊下防水円/㎡4,0005,5007,500
高圧洗浄円/㎡100200300
共用廊下・階段 長尺シート円/㎡7,50010,00015,000
玄関ドア交換円/枚120,000200,000400,000

外壁塗装は塗料グレード(シリコン〜フッ素)で単価が動きます。屋上防水は工法(塩ビシート/ウレタン通気緩衝)で幅があります。タイル補修は「実数精算方式」(打診調査で外壁面積の3〜5%を対象に精算)が一般的で、見積りより増えることがある点に注意しましょう。

出典:外壁塗装・防水専門各社の公表単価、積算資料公表価格版、Sika設計価格表 ほか。

💡 チェックのコツ:総額だけで判断せず、㎡単価で相場と比べるのが鉄則。1項目だけ突出して高い場合は、その項目の仕様・数量の根拠を業者に確認しましょう。
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2. 原状回復・小規模リフォームの費用相場

退去後の原状回復は、内装系(クロス・床)は東京でも全国とほぼ同水準、設備系は機種・グレードで幅が出ます。主な項目の目安は次のとおりです。

項目単位下限中央上限
クロス張替(量産品)円/㎡1,0001,2001,500
床CF張替円/㎡2,0003,5004,500
ハウスクリーニング(1R〜1K)円/戸15,00025,00040,000
給湯器交換(20号)円/台80,000120,000180,000
ウォシュレット交換円/台23,00045,00080,000
レンジフード交換円/台60,000100,000180,000
便器交換円/台60,000100,000150,000
ユニットバス交換円/台700,0001,000,0001,500,000

出典:各リフォーム・設備交換サービスの公表相場(2025年)。判定ツールでは網戸・浴室乾燥機・水栓・照明・インターホンなど計45項目に対応しています。

原状回復は「誰が払う」かが最重要(負担区分)

投資家・オーナーにとって、原状回復は「高い/安い」以上に負担区分が重要です。国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、次のように整理されています。

区分考え方
オーナー負担経年劣化・通常損耗日焼けによる変色、家具設置跡、画鋲穴、通常の汚れ、ハウスクリーニング
入居者請求可故意・過失・善管注意義務違反タバコのヤニ、ペットの傷・臭い、落書き、結露放置によるカビ

ただし「入居者請求可」でも、クロス・CFは6年で残存価値が下がる(減価償却)ため、実際の請求額は経過年数で減額されます。経年劣化を安易に入居者負担と決めつけないのが原則です。

出典:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」。

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3. 見積りが高いと感じたら

相場と比べて割高な項目が見つかったら、①単価の根拠(仕様・数量・グレード)の説明を求める、②複数社の相見積りで比較する——この2つが基本です。相見積りは交渉材料そのものになります。

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4. よくある質問

費用負担や見分け方の詳細は よくある質問 にまとめています。

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本ページは参考情報です。相場は時期・物件条件で変動します。最終判断は相見積り・専門家の確認と併用してください。
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